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東京都市大学塩尻高等学校　新校舎等新築工事レポート（ご報告）

～2013年9月起工から2015年3月竣工までのご報告～

「東京都市大学塩尻高等学校新校舎等新築工事」

工事レポート完結のご報告

　去る2015年3月31日をもってすべての工事を終え、北野建設株式会社から建物の完成引き渡しを受けました。

総工事期間は、19.5か月となりました。

　2013年8月の猛暑の時期から解体工事が始まり、この年は、記録的な大雪に見舞われ、新校舎1階の立ち上がりコンクリートが遅れました。最大17日間の遅延を克服すべく、施工者らの懸命な努力の甲斐あり、2014年8月、夏休み期間での新校舎引っ越し作業を予定通り行うことができました。生徒と教職員が一丸となって移転にご協力いただいたことに深く感謝申し上げます。

　そして、2014年9月の新学期から新校舎使用がスタートしました。そして後半の工事は解体と改修工事へと展開し、2015年2月頃まで落ち着かない学校生活となったことでしょう。また、“都市大塩尻”の学校改革にご理解いただき、ご協力いただいた結果、無事故で予定通り完成できたことは、保護者や生徒の皆様や教職員等関係者のお蔭です。心より御礼申し上げます。

　今後、歴史ある東京都市大学塩尻高等学校の輝かしい発展は、未来を築いていく皆様方の肩にかかっています。施設も含めて立派に育てて欲しいと祈念しています。今回で工事報告を終わらせていただきます。これまで工事レポートをご覧いただき、誠にありがとうございました。

　2015年4月6日

　（学）五島育英会法人本部　総務グループ（施設担当）　　渡辺透

　東京都市大学塩尻高等学校（長野県塩尻市）では、2013年9月11日に新校舎等新築工事を起工。新校舎の竣工は2014年8月、総事業は2015年3月末に完了しました。

東京都市大学塩尻高等学校

◆東京都市大学塩尻高等学校新校舎等新築工事について◆

建築主：学校法人五島育英会

　　　　(東京都渋谷区、理事長:安達功)

設計：東急建設株式会社一級建築士事務所

施工：北野建設株式会社

工期：2013年8月~新校舎竣工予定2014年8月、事業完了予定2015年3月

建物構造：鉄筋コンクリート造・一部鉄骨造

延床面積：14,654.68㎡

・新校舎〈新築〉（地上4階）

・新体育館棟〈新築〉（地上2層）

　※新校舎及び新体育館棟の合計6,606.59㎡

・本館、実験実習棟〈改修〉（地上3階）5,781.58㎡

・その他既存建物　2,266.51㎡

　本校では、2014年4月より、新たな教育理念、教育目標、教育システムの下、現行の普通科、総合工学科の二学科体制から普通科コース制（国公立難関私大コース、総合進学コース、サイエンステクノロジーコース、スポーツコース）へ再編することを軸とした学校改革を行うことを予定しています。これに併せ、多様化する教育環境に対応し、特色ある設備を備えた新校舎の新築及び既存校舎の改修をはじめ、施設環境を整備することとなりました。

　新校舎、新体育館の新築及び既存校舎の改修により、延床面積14,654.68㎡、新校舎は地上4階建て、新体育館は地上2層式の構造となります。新校舎の4階全フロアには、生徒の高い学習意欲にこたえるための自習スペース、個別指導ブース、グループ学習室、図書室等を備え、チューターによる特別指導などをサポートする学習支援センターを開設します。

　新体育館には、長野県内の高校では最大級規模の移動観覧席（360席）を擁する1060名収容の多目的ホール（講堂兼体育施設）のほか、天井高12ｍ～15ｍを有する、膜構造の屋根をかけた明るいアリーナ（体育館）を配置します（3階・4階に相当）。外周（4階に相当）には、１周122ｍのランニングコースと筋力トレーニングスペースを設置します。

　これらの設計施工にあたっては、自然エネルギーを最大限に利用し、塩尻の自然環境に合わせ、高断熱性、自然採光、自然通風を積極的に取り入れ、化石エネルギーによる冷暖房を最小化し、地球温暖化の防止につとめてまいります。

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