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東京都市大学大学院工学研究科都市工学専攻に社会人選抜「社会基盤マネジメント」プログラムを新設
-総合的マネジメント力を有する次世代リーダーを育成-
東京都市大学(東京都世田谷区 学長:三木 千壽)では、2016年4月に大学院工学研究科都市工学専攻に、社会基盤整備事業に求められる実践的なマネジメント力を育成する社会人対象のプログラム「社会基盤マネジメント」を新設します。
近年、アジア各国を始めとする海外の土木工事現場では、修士号を有する現地技術者の増加に伴い、現場管理を担うプロジェクトマネージャーにも修士号の取得が求められています。しかし、既に国内で働く現場管理者の中には修士号及び博士号を有しない方も多く、日本の企業がプロジェクトマネージャーとして派遣したくとも、要件を満たさないケースが増えてきています。
そこで本学では、優秀な技術者がグローバルに活躍する際に、現地で必要とされる修士号(工学)及び博士号(工学)を、社会人が働きながら取得できる本プログラムを設置し、社会の要請に応えることとしました。
プログラムでは、建設契約管理技術を中核にして、BIM※1/CIM※2といった最先端のICT(Information and Communications Technology)やPPP(Public-Private Partnership)/PFI(Private Finance Initiative)などの社会基盤マネジメントにおける活用に加え、それらに関わる課題解決のための数理手法など総合的な学習を行います。また実践的な研究に取り組むことで総合的マネジメント力を有する次世代リーダーを育成しています。
なお、社会人選抜を経た全入学生は、修士課程では授業料50%減免、博士後期課程では授業料90%減免が適用され、アクセスに優れた渋谷サテライトクラス(東京都渋谷区)で、土日限定の講義を受講します。
※1 BIM:Building Information Modeling(ビルディング インフォメーション モデリング)の略称。建築の3次元形状に加え、仕上げ・設備機器・配管・価格・維持管理まで含んだ情報による3次元のバーチャルな建築手法。
※2 CIM:Construction Information Modeling(コンストラクション インフォメーション モデリング)の略称。ICT(情報通信技術)を利用して公共事業の業務プロセスにおける各情報の一元化や業務改善による効率向上を図ることで、 事業の安全性や品質、コスト縮減を実現する仕組み。
東京都市大学大学院 工学研究科都市工学専攻
「社会基盤マネジメント」プログラム 概要
■開設時期:2016年4月
■実施キャンパス:東京都市大学 渋谷サテライトクラス(東京都渋谷区道玄坂1-10-7 五島育英会ビルB1階)
■募集定員:修士課程:24名、博士後期課程:6名 ※募集人数は、都市工学専攻の全体の募集定員となります。
■2016年4月入学予定の志願者数および合格者数(社会基盤マネジメントのみ):
・修士課程:(志願者数)13名 (合格者数)13名
・博士後期課程:(志願者数) 5名 (合格者数) 5名
■学納金:入学金:270,000円、授業料(年間): 修士課程:1,190,000円/博士後期課程:1,190,000円
※社会人選抜の全入学者は、修士課程では50%、博士後期課程では90%の授業料の減免が適用。
(修士課程では2年、博士後期課程では3年の修業年限のみ適用)
■特徴:
・社会基盤整備事業の企画、計画、遂行、維持に求められるマネジメント技術を体系的に捉えたカリキュラム
・社会基盤整備事業に関する知識やその意義などを、さまざまな角度から考察できるプログラム
・最前線で活躍するビジネスマンのために講義は原則月1回の土日に集中的かつ効率的に実施
・キャンパスはアクセスに優れた渋谷駅から徒歩5分の立地
・実践的なマネジメント力を培うために少人数制で、講師との対話型講義を実施
・修士課程では、授業科目18単位(9科目相当)の修得が必要、博士後期課程では、授業科目4単位(2科目相当)の修得が必要
※上記以外に研究指導に関わる科目などの修得が必要
・入学時期は4月および9月
■新規開講される科目:
(前期科目)建設プロジェクトマネジメント特論、国際建設マネジメント特論、建設プロジェクトマネジメントシステム特論、社会基盤と経済分析特論、マネジメント数理特論、リスクマネジメント特論、社会基盤情報マネジメント特論、ITプロジェクトマネジメント特論
(後期科目)国際建設契約管理特論、PPP/PFI特論、国際コンサルティングエンジニアリング特論