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福島県いわき市久之浜地区で照明社会実験を実施、灯りから地域の活性化を図る/東京都市大学工学部建築学科 小林茂雄研究室
~安心感や防犯性を高め、津波発生時の避難路を照射~
東京都市大学(東京都世田谷区 学長:三木千壽)の工学部建築学科教授 小林茂雄研究室とぼんぼり光環境計画株式会社(東京都新宿区 代表取締役:角舘政英)では、2015年3月1日(日)より31日(火)まで、「ひさのはま夢あかり2015」と題し、東日本大震災の被災地である福島県いわき市久之浜地区周辺にて、街灯設置による照明社会実験を実施しています。
本実験は、福島県いわき市の久之浜駅周辺や大聖寺・津守神社周辺にある高台(立地区)に街灯を設置することで、温かな人の気配をつくり、安心感と防犯性を高めるとともに、夜間に津波が発生した際の避難経路を照射することによる安全性の向上を検証するものです。
小林研究室では、2012年には釜石市内で、2013年には陸前高田市で同様の社会実験を行い、常設照明の設置を提案・協議してきました。今回の実験においても、まずはその必要性を検証するための街灯を設置し、同時に学生が住民にアンケート調査を行って必要性を考慮の上、最終的には福島県といわき市への常設照明の設置にむけた提案を含めた検討を行う予定です。
これまでも同研究室では、「富山県五箇山相倉の合掌造り集落(世界遺産)ライトアップ」をはじめ、「築地本願寺キャンドルナイト」や、本学に隣接する商店街(ハッピーロード尾山台)の活性化を図る「温個灯新2012」などの取り組みを通じて、照明・色彩を中心とした環境心理学研究と都市・建物の視環境計画の研究を行っています。
東京都市大学の小林茂雄研究室による福島県いわき市久之浜地区の照明社会実験の実施概要は下記の通りです。
東京都市大学 福島県いわき市久之浜地区の照明社会実験 実施概要
■期間:2015年3月1日(日)~3月31日(火)予定 ※夜間に実施
■場所:福島県いわき市久之浜駅周辺、大聖寺、津守神社周辺
■趣旨:福島県いわき市久之浜地区や大聖寺周辺に街灯を設置し、温かな人の気配をつくり安心感と防犯性を高めるとともに、夜間の津波発生時の避難経路の照射による安全性の向上を検証する社会実験
■内容:防犯性・省エネを考慮した夜間の避難誘導効果促進の照明実験
【関連するリンク先】
~報道機関からのお問い合わせ先~
東京都市大学 工学部建築学科 教授 小林茂雄
TEL:03-5707-0104
または
ぼんぼり光環環境計画 角舘政英
TEL:03-5272-5597