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東京都市大学(旧 武蔵工業大学)の理工系学部の女性卒業生の卒後動向を調査
〜6割の理工系女性が、職場での男女格差を実感〜
東京都市大学(旧:武蔵工業大学 東京都世田谷区、学長:中村 英夫)では、2011年10月12日(水)、本学の渋谷サテライトクラス(東京都渋谷区)にて、本学の理工系学部の女性卒業生の卒後動向の調査結果を発表する「東京都市大学 理工系女性卒業生 大規模実態調査結果報告会」を開催しました。なお、500名以上の女性卒業生の協力を得た本調査は、理工系大学としては全国的にも大規模なものとなります。
本調査は、1960年度から2009年度までの本学の理工系学部を卒業した女性525名から、理工系学部への選択理由、卒業後の進路や就業状況、結婚や出産などのライフイベント、現在の状況や、実社会における男女格差などについて調査し、回答をまとめたものです。今回の調査結果から、4人に3人が卒業後から現在までも就業中であることや、6割が職場での男女の差を感じたことがあるなど分かりました。
*東京都市大学 理工系学科 女性卒業生 卒業後の活躍レポート(2011年4月)
アンケートの集計結果(概要)
○卒業直後の就職率が82.7%と高く、現在の有職率も76.6%非常に高い。 ○約2割の理工系分野の女性が、職場での昇格を目指している。 ○理工系分野に女性が少ないのは、女性の意識が低いことが原因と考えているのが 約半数。 ○学生時代に2割の女性が男女差を感じたことがあり、就業後は6割に増加。 ○女性の「仕事・家事・育児・介護」と「自分の時間」の両立には、約半数の女性が夫の協力が必要と思っている。 ○約6割が卒業生同士のつながりや情報交換の場を求めている。 |
東京都市大学では、2009年度から2011年度を事業期間とする、科学技術人材育成費補助金/女性研究者研究活動支援事業(女性研究者支援モデル育成)「工学系イノベーションの男女参画モデル」に取り組んでおり、本調査は2010年度事業の一環となります。同モデルでは、女性教員採用の促進や理工系全体の男女共同参画推進などを具体的に取り組んでおり、2009年7月に男女共同参画委員会および女性研究者支援室(Support Office for Female Researchers:SOFERS【ソファーズ】室長:小川順子准教授)を開設し、男女共同参画社会の実現に向け、様々な意識改革、環境整備、女性研究者の活用やキャリア支援などの課題に取り組んでいます。
東京都市大学 理工系女性卒業生 大規模実態調査結果報告会の模様
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東京都市大学 女性研究者支援室
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