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東京都市大学 環境情報学部 伊坪徳宏准教授研究室 ウォーターフットプリント算出のための水消費原単位データベース化に国内初の成功

 水の消費をLCA(ライフサイクルアセスメント)の観点から適正評価

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東京都市大学(旧:武蔵工業大学 学長:中村 英夫)環境情報学部 伊坪徳宏准教授研究室では、商品の生産などで使われた水の量を示す「ウォーターフットプリント」を算出するための水消費原単位データベース化に国内で初めて成功しました。2010年12月24日(金)より、農作物や紙、化学製品など約400商品の水使用量原単位を同研究室のホームページにて公開しました。本データベースを用いることで、ウォーターフットプリントやLCA(ライフサイクルアセスメント)をより容易に実施することを可能にしました。

ウォーターフットプリントとは、原材料調達から生産、廃棄、リサイクルまでの商品一生分の水使用量を算出し、水資源への負荷を定量化する手法で、この計算に水消費原単位が使われています。水資源の乏しい欧州諸国などでは既にその原単位データベース化が進んでいますが、日本国内でのデータベース化は初めての試みとなります。

伊坪研究室では、これまではカーボンフットプリント(商品の生産などで発生した温室効果ガスの排出量)の算出を中心に、製品のライフサイクルを通じて発生する環境影響を評価するLCA(ライフサイクルアセスメント)の研究を行ってきましたが、水資源への負荷に国際的な注目が集まる中、ウォーターフットプリントを算出するための水消費原単位データベース化に着手することとなりました。

今回作成されたデータベースでは、産業関連表を基に、農作物の栽培や商品の生産工程で使われた水を1円当たりの水量(リットル)として、日本で生産した場合の水使用量を調査し、400製品の原単位を作成しました。また、使用した水資源への負荷を反映するため1商品に付き、河川水、地下水、雨水、回収水(再生水)別に原単位を分類しました。

詳細につきましては、「伊坪徳宏准教授 研究室ホームページ」をご覧下さい。
http://www.yc.tcu.ac.jp/~itsubo-lab/index.html


■東京都市大学 環境情報学部 伊坪徳宏准教授 研究室について
東京都市大学 環境情報学部 伊坪徳宏准教授 研究室では、ライフサイクル環境影響評価(LCA)について研究しています。LCAとは、製品が製造されてから廃棄されるまでのライフサイクルの中で、エネルギー消費の削減を目的とした環境評価システムのことです。環境への影響をできる限り少なくすることの重要性を認識し、製品の環境負荷をより正確・適切に評価することを目的としています。日常の研究活動は、企業や行政、研究者との密接な指導のもとで行われており、技術交流を促進するためのイベントへの参加(研究成果発表会、エコプロダクツ展示会出展等)やゼミ内でのイベントも盛んに行われています。


■本件に関するお問い合わせは、下記にお願いいたします。

東京都市大学 環境情報学部 伊坪徳宏准教授 研究室
�п@045-910-0104(代表)

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