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平成28年度決算について

 平成28年度決算は、平成29年5月16日の理事会において決定いたしましたので、その概要をお知らせいたします。

1.事業活動収支計算書

「教育活動収支」は、経常的な収支のうち、「教育活動外収支」以外のもの、「教育活動外収支」は、経常的な収支のうち、財務活動及び収益事業に係る活動によるもの、「特別収支」は特殊な要因によって一時的に発生した臨時的なものとなっております。

学生生徒等納付金は130億5900万円となりました。学生生徒数は11,710人となっております。手数料は5億2700万円となりました。志願者数実員は12,820人となっております。寄付金は1億5100万円、経常費等補助金は23億3500万円となりました。付随事業収入は6億5300万円となりました。雑収入は2億7700万円となり、このうち退職金団体からの交付金は1億5300万円となっております。

人件費は86億6300万円となりました。平成28年5月1日付の専任教職員数は収益部門を含めて818人となっております。教育研究経費は59億4200万円、管理経費は12億8600万円となりました。

以上により教育活動収支差額は11億1200万円となりました。

教育活動外収入は、受取利息・配当金の2億9900万円、その他の教育活動外収入は、主に収益部門である東急自動車学校等の収入により21億9800万円となりました。教育活動外支出は借入金等利息が3600万円、その他の教育活動外支出は、主に収益部門の人件費、経費等支出が19億4100万円となっております。以上により教育活動外収支差額は5億1900万円の収入超過となりました。

教育活動収支と教育活動外収支を合計した経常収支差額は16億3100万円の収入超過となりました。

特別収支は資産売却差額が東急自動車学校の教習車両売却により200万円、その他の特別収入は施設設備補助金、寄付金等で1億4600万円となっております。資産処分差額は土地、機器備品、図書等の除却により6900万円を計上し、特別収支差額は2億1700万円の支出超過となりました。

基本金組入前当年度収支差額は14億1400万円となり、基本金組入額12億5500万円を差し引いた当年度収支差額は1億5800万円の収入超過となっております。基本金取崩額は、資産の取得を除却が上回った部門があったため、3億7000万円を計上しております。

2.資金収支計算書

事業活動収支計算書科目と概ね同内容となる科目は説明を省略いたします。

寄付金収入は、事業活動収支の寄付金から現物寄付を差し引いた1億5500万円、資産売却収入は主に有価証券の償還収入で52億7400万円となります。付随事業・収益事業収入は主に東急自動車学校等収益部門の収入、大学の受託研究料等で27億7800万円となりました。前受金収入は主に各学校の次年度新入生からの入学手続き金(授業料・入学金等)で28億6800万円となりました。その他の収入13億400万円の内訳は前期末未収入金収入、預り金受入収入等となっております。

以上の収入から、資金収入調整勘定29億800万円を控除した当年度収入合計は260億7200万円になります。これに前年度繰越支払資金64億6900万円を加えました収入の部合計は325億4200万円となりました。

人件費支出は、事業活動収支科目の人件費から退職給与引当金を除き、退職金支出を加えたもので、92億8800万円となりました。

教育研究経費及び管理経費については、事業活動収支科目から減価償却額と現物寄付を除いたものと同内容となっております。借入金等返済支出は5億100万円となりました。借入金の28年度末残高は45億500万円となっております。施設関係支出8億2200万円の内容は、主に大学の土地購入、世田谷キャンパスC1棟建設工事となっております。設備関係支出6億2900万円は、教育研究機器備品取得4億8900万円等となっております。資産運用支出は主に有価証券等買替支出、施設拡充引当特定資産繰入支出等で77億8500万円となりました。その他の支出10億100万円の内訳は、前期末未払金支払支出、立替金支払支出等となっております。

以上の支出から、資金支出調整勘定3億9200万円を控除いたしました今年度資金支出合計は257億8600万円となり、収入との差額67億5500万円が翌年度繰越支払資金となります。

3.活動区分資金収支計算書

「活動区分資金収支計算書」は、「資金収支計算書」を「教育活動」「施設整備等活動」「その他の活動」の3つに分けて収支を表示しております。

「教育活動による資金収支」は「施設整備等活動による資金収支」「その他の活動による資金収支」以外のもの、「施設整備等活動による資金収支」は施設若しくは設備の取得又は売却その他これらに類する活動、「その他の活動による資金収支」は財務活動、収益事業に係る活動、預り金の受け払い等の経過的な活動及び過年度修正額となっております。

教育活動による資金収支差額は35億3200万円の収入超過、施設整備等活動による資金収支差額は31億7300万円の支出超過、その他の活動による資金収支差額は7200万円の支出超過となり、支払資金の増減額は2億8600万円の収入超過となりました。

4.貸借対照表

資産の部合計は1110億2000万円となり、昨年度より16億5700万円増加しております。

固定資産は1038億4500万円となり12億2900万円増加しております。土地は9100万円増加、建物は減価償却等により16億300万円減少しております。

特定資産は積立等により20億5200万円増加しております。その他の固定資産は有価証券の増加等により4億9900万円増加しております。流動資産は71億7500万円となり4億2700万円増加しております。

負債計は144億700万円となり、前受金の増加等により2億4300万円増加いたしました。

基本金は995億8900万円となり8億8500万円増加いたしました。これは主に校地、建物付属設備、機器備品等の取得による1号基本金の組入れです。

翌年度繰越収支差額は29億7500万円の支出超過となりました。

資産から負債を差し引いた純資産の部合計は27年度末から14億1400万円増加した966億1300万円となりました。

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