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東京都市大学の学生チームが、「2013年学生安全技術デザインコンペティション国内決勝大会」で最優秀賞を受賞。日本代表として、国際大会に参加します
~2013(平成25)年3月9日付 日刊自動車新聞~
東京都市大学の学生チームが、3月5日に行われた「2013年学生安全技術デザインコンペティション国内決勝大会(主催:公益社団法人自動車技術会)」に出場し、最優秀賞を受賞しました。5月に韓国ソウル市で開催されるESV(自動車安全技術)国際会議で行う国際大会に、日本代表として出場します。
この度の国内決勝大会での取り組みが、日刊自動車新聞に掲載されました。
*日刊自動車新聞 2013(平成25)年3月9日掲載(転載承認済)
*著作権は日刊自動車新聞社に帰属します
*右掲載紙面をクリックすると拡大してご覧いただけます
学生安全技術デザインコンペティションは、各大学・大学院の学生チームが、独自に設定した自動車関連の安全課題とその解決のためのアイデアを発表し、その重要性、実用性を前提とした斬新さ、発展性などを競う大会です。また、アイデアの斬新さだけでなくスケールモデルを用いたプレゼンテーション全体の説得力も試されます。
東京都市大学学生チーム(ACB)は、本大会においてチャイルドシートの安全性評価方法の国際的に統一することで、死傷者数減少につなげる「新チャイルドシート側面衝突試験システム」に取り組み、審査員全員一致で
最優秀賞を獲得しました。
【チーム概要】
東京都市大学工学部(ACB)
「新チャイルドシート側面衝突試験システム」
平成15年から19年におけるチャイルドシート(CRS)乗員の事故形態別死傷者数を見ると、側面衝突での死亡事故は前面衝突を上回り55%と最も多い。さらに、側面衝突での重傷事故は前面衝突に続き24%と高い事故形態となっている。このような状況に対して、ISOでは試験方法の規格化を目指してチャイルドシートの側面衝突試験方法が検討されており、現在試験方法として日本式とドイツ式の2方式が提案された。
本プロジェクトではこれらの試験方法の違いによって生じる傷害発生メカニズムを明確化し、試験方法の課題を明らかにする。そして明らかにされたメカニズムから試験方法の改善点を提案する。検討に使用する試験方法として、1/5スケールのチャイルド版側面衝突WorldSIDダミーの縮尺模型を用いてドイツ式と日本式の試験方法を評価、比較する。また、改善された試験方法においても模型実験を行い、その有効性を実証する。
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